トリプティック

トリプティックはパリ＝ラ・セーヌ建築学校で出会ったグレッグ・ブスケ、カロリーナ・ブエノ、ギョーム・シボー、オリヴァー・ラファエッリが2000年、ブラジルに設立。多文化を背景にする建築家チームが協働でプロジェクトにとり組む。トリプティックはフランス文化庁主催の若手建築家アワード(Nouveau Album des Jeunes Architects [NAJA] 2008) に選ばれる。彼らはまたヴェネツィア・ビエンナーレのフランス館にも参加する。トリプティック（triptych：3枚1組の作品やオブジェ）は作家主義解消の思想をもとに、各メンバーが協働して互いの得意分野、文化、背景を混ぜ合い、1つの作品へと凝縮する。こうした力の競演からトリプティック建築が生まれる。メンバーは数年間の経験を通して常にデザイン、都市計画、芸術などの建築の関連分野から影響を得ながら独自の建築手法の開発を試みてきた。