バルクリシュナ・ドーシ

バルクリシュナ・ドーシはボンベイ（現ムンバイ）のJJスクールで建築の基礎を学んだ後，1951-1954年パリのル・コルビュジエのもとシニア・デザイナーとして働き，その後4年間コルビュジエのアーメダバードのプロジェクトの責任者を務める．1955年ヴァスツ・シルパ財団を設立．建築家としての名声を得るとともに教育者，また協会設立者としても貢献する．1962-1972年アーメダバードの環境計画・技術センター（CEPT）の建築学科，1972-1979年同計画学科の設立者，学科長，1972-1981年CEPTの初代学部長となる．さらにアーメダバード視覚芸術センター，アーメダバードのカノリア芸術センターの設立にも携わる．また環境デザイン研究機関であるヴァスツ・シルパ財団はロー・コスト・ハウジングや都市計画分野の先駆者としての役割を果たす．ドーシはアガ・カーン賞やプリツカー賞の審査員を努め，自身も建築家，学究者としての社会的貢献にたいし，国内外から多数の賞を受けている．