Architecture and Urbanism
new current issue back number
extra edition special issue forthcoming
 
 

ケネス・フランプトン

1928年、英国に生まれる。コロンビア大学建築学科教授で、フランプトンは歴史家として知られているが、AAスクール出身の建築家であり、英国、イスラエル、米国で設計活動を行った。彼の書く歴史や評論に建物の具体的説明が多いのもこのためである。彼の立場はフランクフルト学派に与するもので、ポスト・ストラクチュアリズムの趨勢の中でモダニズムの成熟を望んでいる。クリティカル・リージョナリズムすなわち批判としての地域主義はそのための段階の1つとみられる。アングロ・サクソンの批評家として言説過剰に陥ることなく、資本主義体制、消費社会機構、情報化社会にたいして批評的姿勢を崩さず、技術と労働と人間を視点としての執筆をしている。著書には『Modern Architecture: A Critical History』(「現代建築への道程」として本誌に翻訳連載された)、『Modern Architecture 1851 to 1945』と『Studies in Tectonic Culture』がある。


URL
 
掲載月号
2005-05