1階RC部分が歯科診療所,その上に軽く乗っている木造のフレームが住居部分である.(この住宅で,はじめて自覚的にグリッドを設計にもち込んだ.)・・・中庭の中に,全面ガラス張りの家族室が,舞台のように置かれ,木造フレームの寝室と子供室が向かい合うようなかたちで,中庭をはさんでいる.寝室と家族室は内部で連がっているのだけれども,子供室は完全な分棟になっている.・・・中庭部分は,この子供室と客間兼書斎兼院長室のある棟によって防御されている訳である.(この外部から内部を防御するための接点を「閾」と呼んだ.)・・・(山本理顕/『新建築』1982年11月) |
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藤井邸 (1981-1982) 所在地 神奈川県横浜市 主要用途 歯科医院 住宅 敷地面積 351.50m2 建築面積 161.45m2 延床面積 219.42m2 構造 鉄筋コンクリート造 木造 規模 地上2階 最高高 5,450mm 設計 山本理顕設計工場 構造設計 コジマ設計 施工 バウ建設 竣工 1982年6月 次の作品へ 前の作品へ トップへ |