■特徴 |
約1,300m2(畑を含めると約2,300m2)の敷地の北側に母屋があり,その東側に10年ほど前から長男一家が増築して住み始めた.その住まいが,子供の成長に伴い手狭になってきたため今回の建物を計画.大欅の御神木と2本の五葉松,玄関脇の椎の大木を残すため,プランは4本の木を避けたL型となっている.玄関の庇を母屋の軒と重ねることによって,雨の日でも軒下を行き来でき,1階東側の庭に面した窓を連続させることによって,母屋との間の視覚的なつながりを図っている.主空間では天井をめいっぱい見せるべく,ピアノや収納などは低めにユニット化している.屋上の手摺はステンレスメッシュで,プランターボックスを移動することで自在に変形する. |