ハニカムチューブアーキテクチャーとは六角形を組み上げてチューブ状の架構を形成する新しい建築システムです。2006年に刊行された『HONEYCOMBTUBE ARCHITECTURE』ではPCコンクリートでつくられたハニカムチューブアーキテクチャーを紹介しましたが、本書では鋼構造のハニカムチューブアーキテクチャーを紹介します。構造材料がコンクリートから鋼材に変わった時、新しい構造概念が生まれました。それが本書の見所です。そうしたハニカムダイナミクスアーキテクチャーを成立させている構造、設備のシステムを実験結果や解析などの豊富な資料を基に詳細に紹介すると共に、敷地を想定して行われた6つのケーススタディや古谷誠章氏、大月敏雄氏、太田浩史氏へのインタビューなど掲載しています。また一歩実現へと近付いたハニカムチューブアーキテクチャーの姿をお楽しみください。 |