2008年10月発売
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林昌二の仕事



総頁:208頁
発行:株式会社 新建築社
定価:5,250円 (本体5,000円+税)
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本書は「掛川市庁舎」(1956年)、「三愛ドリームセンター」(1963年)、「パレスサイド・ビル」(1966年)、「ポーラ五反田ビル」(1971年)の4作品に焦点を当て、多数の手描きの原図と写真によって建築家・林昌二氏の設計姿勢に迫るものです。
巻頭には、林昌二氏の仕事の原点とも言うべき「掛川市庁舎」以前の若き日々について、松本哲夫氏(剣持デザイン研究所 所長)が聞くインタビュー記事を収録。
また、内田祥哉氏(東京大学名誉教授)による「掛川市庁舎」以降の主要27作品についての論考も必読です。
是非ご一読下さい。


目次

  • 林昌二の仕事
  • [インタビュー]
  • 建築家林昌二│森本少年から「掛川市庁舎」までの27年
    林昌二×松本哲夫(聞き手)
  • [論考]
  • 林昌二とその作品
    内田祥哉
  • 三愛ドリームセンター
  • 三愛ドリームセンター 思考の相関図
  • 真夜中のショー 施主・市村清
  • 光の円筒 基本計画案の決定
  • つくりかたのデザイン 構造
  • プレキャスト・コンクリート製一体型スラブ 床構造
  • ステンレスとガラスの新技術 ファサード
  • 伸び上がる塔 施工
  • 銀座に建つ光の円筒ビル 竣工
  • パレスサイド・ビル
  • パレスサイド・ビル 思考の相関図
  • 「リーダーズ・ダイジェスト」を超える建築へ 建築与件
  • 骨格と装備:林昌二
  • 円形コアの出現 平面形の確定
  • 即物的で大胆な構成 ファサード
  • エンジニアリングが支える大スパン空間 構造と設備
  • 彫刻家のデザイン 空調吹出口
  • 第5のエレベーション 屋上庭園
  • 職人の技 夢の階段
  • 通りの番地を表示する サイン計画
  • 明快な構成 竣工
  • ポーラ五反田ビル
  • ポーラ五反田ビル 思考の相関図
  • オーナーからの電話 施主・鈴木常司
  • 新人研修も兼ねた設計チーム 設計手法
  • 敷地に開く 基本構想
  • 高度なフレキシビリティの実現 ダブルコア・システム
  • 大スパンの実用化を裏付ける架構技術 構造
  • 庭を取り込む クリスタルロビー
  • ステンレスカーテンウォールとコンクリート打放し 外装
  • 日本初の格納式ゴンドラ 清掃
  • 本社ビルの佇まい 竣工
  • 建築データ
  • あとがき