敷地は東京の都心部からややはずれた住宅とアパートが密に混在する住宅地の一角にある.70坪ほどの旗竿敷地で,昨年竣工した「下馬の連続住居」に隣接する.竿部分と旗部分では2mのレベル差がある.「連続住居」を除く隣接建物は計画敷地側に開口部が向けられていたり,外部廊下が迫って建てられている.

長方形平面をグランドレベルでは短冊形,地階・2階レベルでは田の字形に4分割したものを,それぞれひとつずつ組み合わせて1ユニットとした.同じ空間構造の4ユニットは方位により微妙に性格の異なる空間構成となっている.居住者はユニットを選択し,ユニット内の4つの異なる空間の使い方を自己決定することができる.


下馬の4軒長屋 (2001-)
所在地 東京都世田谷区
設計 北山恒+architecture WORKSHOP
プロデュース アーキネット
構造設計 構造計画プラス・ワン
設備設計 団設備設計事務所
施工 新日本建設
敷地面積 232.97m2
建築面積 116.22m2
延床面積 364.59m2
各階面積
地階 134.00m2
1階 113.39m2
2階 106.00m2
住戸面積 86.08〜96.21m2
建ぺい率 49.89%(許容:50%)
容積率 104.33%(許容:150%)
構造 鉄筋コンクリート造
規模 地下1階 地上2階
最高高 6,900mm
地域地区 第1種低層住居専用地域 準防火地域
住戸タイプ 民間,分譲
住戸数 4戸
竣工予定 2003年3月


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