人口3万人の町の役場と公民館からなる複合施設.広大な公園の一角に半円形の公共施設用地が整備され,すでに展望施設や図書館が建設されている.建物はORAユニットと呼ぶスチールの構造体からできている.これは断面が50mmの角パイプによる750mmモジュールの格子状フレームである.このユニットを金属製ベルトで結束して全体を形成する.屋外からのアクセスのしやすさや構造的な合理性などを考え,壁のユニットを一方向に配置した平屋建てとなっている.この役場には,休日も利用できるカフェや建物を通り抜けるような散策ルートが計画され,特別な用がなくても立ち寄ることができる. 奥行750mmのORAユニットの両面にガラス,パネル,照明,ガラリなどが用途や場所の性格に合わせて取りつけられる.今までの役場とは違う,自由で楽しい雰囲気をつくろうとしている. |
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邑楽町役場庁舎 (2002- ) 所在地 群馬県邑楽郡邑楽町 主要用途 庁舎 多目的施設 敷地面積 22,900m2 建築面積 9,800m2 延床面積 10,300m2 構造 鉄骨造 規模 地上1階 一部2階 最高高 10,905mm 設計 山本理顕設計工場 構造・設備設計 Arup Japan 竣工予定 2005年6月 次の作品へ トップへ |