総戸数110戸の集合住宅.ここでは集合する際に有効な新しいシステムを提案している.囲み庭型の住棟配置をしているが,外から中央広場に入るための出入口がない.つまり,広場はここの住人が占有的に使用する場所となっている.各住戸にはふたつの階段室がある.ひとつは住棟を外周する道路側に,もうひとつは広場側に.広場にはこのふたつの階段を使い各住戸を通過しない限り入ることができない.住戸が広場への「閾」になっているのだ.各住戸から下りていく階段の途中には,共有のルーフテラスも用意している.家族室は中央広場に向かい可能な限り開放的につくり,広場は単なる空き地ではなく,生活の場として積極的な意味をもつ. |
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熊本県営保田窪第1団地 (1988-1991) 所在地 熊本県熊本市 主要用途 集合住宅 敷地面積 11,184m2 建築面積 3,562m2 延床面積 8,753m2 構造 鉄筋コンクリート造 規模 地上5階 最高高 13,750mm 住戸数 110戸 設計 山本理顕設計工場 構造設計 今井建築構造事務所 設備設計 団設備設計事務所 造園設計 エキープ・エスパス 施工 1期 和久田建設 高橋建設 2期 三津野建設 安田建設 竣工 1991年8月 次の作品へ 前の作品へ トップへ |